播州秋祭り2023年の日程はいつ?歴史や屋台も一緒にご紹介♪

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子供とお出かけ

播州秋祭りは、兵庫県南西部で毎年秋頃に開催される伝統的な祭りの総称です。

その歴史は古く、今から約300年程前に始まったと言われており、地域社会にとって重要なイベントとされています。

毎年日程が固定されている祭りから、土日に合わせて開催される祭りまであるので、地元テレビ局で放送される神社を中心に調べてみました。

いろいろな屋台の種類や担ぎ方など地区によって違いがあるので、神社によっての違いを楽しむことができますよ。

播州秋祭りも2020年に発生した社会情勢の影響で中止されている地区や関係者のみに制限されている状況でした。

2023年5月にいろいろな制限が撤廃されてから初のお祭りということもあり、昨年よりもさらに活気づきそうな予感です。

神輿や屋台の練り合わせの迫力を味わいたい、近くで写真撮影をしたいと思われる場合もあるかもしれません。

ただ、それは大変危険です!!屋台の運行や担ぎ手の邪魔になるので絶対にやめましょう。

神輿や屋台は大きく、離れた場所からでも十分に楽しめます。安全をしっかりと確保してお出かけしてくださいね。

一般的に、屋台とは露店や神輿のことを指します。

播州地区では露店のお店のことは屋台・出店(でみせ)と言い、神輿のことは「ヤッサ」という独特な呼び方をします。

この記事では地域外の人にでもわかるようにヤッサと表記せず屋台にしています。

播州秋祭りの2023年日程はこれ!!有名どころを集めてみた♪

開催日が毎年固定されている神社や土日に合わせて開催する神社などさまざまなので、播州秋祭りの2023年の日程を調べました。

播州秋祭りは、兵庫県南西部で開催されるお祭りの総称のことなので、これから紹介する神社以外でも実施されています。

今回紹介する神社だと都合が合わない場合、他の日程で参加できるところを探してみてくださいね。

松原八幡神社(灘のけんか祭り)

「播州秋祭り」で最も有名なのは松原八幡神社で行われる「灘のけんか祭り」ではないでしょうか。

関西三大祭りの一つとしても知られ、県内、県外を問わずに海外からも注目を集めています。例年10万人以上の人が訪れています。

兵庫県重要無形民俗文化財にも「松原八幡神社秋季例祭風流」として指定されています。

3基の神輿をぶつけ合わせる神事や激しく練り競う屋台練りが見どころです。

2023年10月14日(土)、15日(日)の2日間の日程で行われます。

今年の日程は休日と重なっているため、特に混雑しそうなので、参加される方は気を付けてくださいね。

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曽根天満宮

姫路市の隣りにある高砂市でも有名な祭りとして、曽根天満宮のお祭りがあります。

反り屋根布団屋台と、兵庫県重要無形民俗文化財にも指定されている、「一ツ物神事」が有名です。

「一ツ物」と呼ばれる5、6歳前後の男の子がきれいに着飾り、肩車や馬に乗って神社へ向かいます。

その通り道の露払いとして「竹割」が行われるのですが、竹を地面に打ち付ける姿は迫力がありますよ。

2023年10月13日(金)、14日(土)の2日間の日程で行われます。

大塩天満宮

大塩天満宮では、兵庫県の重要無形民俗文化財にも指定されている「毛獅子の舞」が人気です。

獅子どころとしても知られる播磨では、獅子を奉納する神社が多くあります。

その中でも大塩天満宮の獅子舞は、屋台のある6地区と牛谷、小林を含めた8地区あり、それぞれの舞い方に特徴があります。

2023年10月14日(土)、15日(日)の2日間の日程で行われます。

曽根天満宮(山陽曽根駅)、大塩天満宮(大塩駅)、松原八幡神社(白浜の宮駅)は10月14日(土)の同日開催です。

どの神社も山陽電車の沿線沿いで徒歩で移動が可能です。3カ所の祭りをはしごをして違いを比べてみるのも楽しいですよ。

荒井神社

荒井神社の秋祭りは例年10月9日・10日に近い土・日曜で開催されます。

秋祭りでは仁輪加太鼓が奉納され、ある物語を題材とした舞が行われています。

舞台のそばでは、物語に関する造り物と太鼓を乗せた屋台が担がれます。

舞子・太鼓を叩く乗子・屋台を担ぐ練子が囃子の掛け合いが行われます。

過去に、近隣のショッピングセンターの駐車場で舞が行われている様子を目にしたことがあるのですが、毛利元就を題材にした物語でした。

2023年10月7日(土)、8日(日)の2日間の日程で行われます。

恵美酒宮天満神社

恵美酒宮天満神社で開催されるのは、「恵美酒宮天満神社秋季例祭」と呼ばれる祭りです。

毎年10月8日、9日の日程で行われるお祭りは、24人の練り子が台場と呼ばれる場所で練りあいをする「台場練り」が見どころです。

姫路市の重要無形民俗文化財にも指定されています。

2023年10月8日(日)、9日(月)の2日間の日程で行われます。

魚吹八幡神社

魚吹八幡神社で開催されるお祭りは、別名「提灯祭り」と呼ばれ、その名の通り、約3メートルもの提灯を練り合わせる祭りです。

初日の宵宮の提灯行列、楼門前と境内参道で繰り広げられる宮入前の提灯練りが見どころです。

兵庫県重要無形民俗文化財にも「魚吹八幡神社秋季例祭風流」として指定されています。

2023年10月21日(土)、22日(日)の2日間の日程で行われます。

播州秋祭りの歴史を調べてみた!!

播州秋祭りは、兵庫県南西部の神社を中心に毎年秋に開催される伝統的な祭りで、その歴史は古く、地域社会にとって重要なイベントとされています。

盆・正月は帰らずとも、祭りは帰ると言われる人もいるくらいです。

そんな、播州秋祭りの歴史を調べてみましたが、明確な起源や由来は不明でした。

ただ、始まりの時期については記載されている資料が松原八幡神社に残っていたようですよ。

播州秋祭りの起源、伝統と儀式について

播州秋祭りは、約260年くらい前の江戸時代に始まったのではないかと考えられています。

「八幡宮御神事御規式定」という1758年(宝暦8年)に記された史料があります。

この文書は先に紹介した、松原八幡神社に伝わるもので、享保から宝暦期の祭礼についての申し合わせ内容が記されています。

1728年(享保13年)以降に練り物が増え、順番を定めたと考えると実際には、約300年になるのかもしれません。

一般的に秋祭りとは、地元の農民たちが豊作への感謝と安全を祈るために始めた祭りとされています。

播州秋祭りは、その歴史を感じさせる伝統的な儀式と行事で知られています。

祭りの際、地元の屋台蔵から神社まで屋台(ヤッサ)を担いだり、台車に乗せて引かれたり、町中を練り歩きます。

地域社会への影響

播州秋祭りが開催されている地域は特に祭りを通じて、地元住民は協力し、連帯感を高め、地域の伝統や文化を維持する助けになっています。

都心部では、核家族化や地域とのつながりが希薄になりがちです。

そんな現代社会でも地域社会とつながりを持つことができるという大きな影響を与えています。

また、県内外や外国から観光客が訪れることで地元経済にもプラスの影響をもたらしており、地域の発展に寄与しています。

播州秋祭りでの屋台とは一般的な出店のことです

最初にも記載しましたが、播州地区では、「屋台」と言うと「出店」のことをさし、一般的に「屋台」と言われるものは「ヤッサ」と呼ばれています。

ここでは、「ヤッサ」と「出店」についてご紹介していきます。

播州秋祭りの屋台(ヤッサ)はいろいろな形あり!!

播州秋祭りはいろいろな神社、天満宮などの秋季例大祭の総称なので、屋台(ヤッサ)の種類も複数あります。

播州秋祭りで担がれる屋台(ヤッサ)はどんな種類があるのかを一緒に見ていきましょう。

まず、大きく2つの種類に分類され、1つが「布団屋根型」もう一方が「神輿屋根型」です。

布団屋台型屋台(平型)

平型布団屋台は、平たい布団の屋根を持つ屋台で、この型の屋台は播磨地域以外の太鼓台と類似点が多いのが特徴です。兵庫県南東部で見られることが多く、。

布団屋根型屋台(山型)

もう一方の山形布団屋台は、布団の中央を山型にし、四隅を反り上げたものです。

布団屋台と神輿屋台の折衷と言えるこの形状は、最初に紹介した曽根天満宮や他にも加古川市北部や北播方面で多く見られます。

神輿屋根型屋台

神輿屋根型屋台は、神輿と同様に宝形造りの屋根を持っています。姫路市より西部ではこの形状がよく見られます。

ただ、神輿屋根型屋台も、装飾や運行形態によって中播方面と西播方面とで2種類に分けられ、担ぎ上げるときの声の掛け方にも違いがあることが特徴です。


屋台の形や形状も違いますが、1つ言えるのがとても大きなものをみんなで力を合わせて担ぎ上げること。

力を合わせ、声を掛け合わなければタイミングが合わずに担ぎ上げることができません。

神輿の場合は、「ワッショイ、ワッショイ」と担ぎ上げていますが、屋台(ヤッサ)は「ヨーイヤサー」と声を出して担ぐことが一般的です。

神輿型屋根屋台の場合は、「チョーサー」と声を掛け合う地域もあるので、声かけの違いも楽しめますよ。

播州秋祭りは屋台(出店)も楽しめる♪

でも、一般的には屋台=出店ですよね。初詣や夏祭りなどでも出店されているとついつい買い食いしたくなります。

播州秋祭りでもたくさんの屋台が出店されているので、一例を紹介します。

食べ物

たこ焼き、お好み焼き、焼き鳥、フライドポテト、

カステラ焼、りんごあめ、綿菓子、アイス

はし巻き、電球ソーダ…。

その他

くじ引き、お面、射的、輪投げ、金魚すくい

型抜き、1円玉落とし…。

昼食や夕食などの時間と重なっても買い食いでおなかを満たせますよ。

同じメニューでもお店によっても味が異なる場合もあるので、いろいろな味を楽しんでくださいね。

ただ、ゴミ箱があってもゴミでいっぱいで捨てることができないケースも多く見られます。

また、手洗い場が近くになかったり、混雑で動きにくい場合もあるので、ごみ袋とウェットティッシュを持参すると便利ですよ。

まとめ

  • 播州秋祭りは、兵庫県南西部で毎年秋頃に開催される伝統的な祭りの総称のこと
  • 神輿や屋台の練り合わせの迫力を味わいたい、近くで写真撮影をしたい、と思っても近づくのは大変危険
  • 屋台の運行や担ぎ手の邪魔になるので、動いている神輿や屋台に近づくのは絶対にやめておく
  • 今回紹介した神社の2023年の日程で都合が合わないなら、他に参加できるところを探すとよい
  • 播州秋祭りは、兵庫県南西部の神社を中心に毎年秋に開催される伝統的な祭りで、その歴史は今から300年程前に遡るといわれている
  • 播州秋祭りの屋台(ヤッサ)はいろいろな形があり、「布団屋台型屋台(平型)」「布団屋根型屋台(山型)」「神輿屋根型屋台」の大きく3つに分類される
  • 播州秋祭りにも屋台(出店)があり、いろいろなメニューや遊びを楽しむことができる
  • 手洗い場が近くになかったり、ゴミ箱がいっぱいだったり、混雑で動きにくかったりするので、屋台(出店)を利用予定ならゴミ袋とウェットティッシュを持参すると便利

播州地区の秋の風物詩「播州秋祭り」は地域住民が毎年心待ちにしているお祭りです。

2023年は、大きなお祭りの開催日程が土日に当たるため、大変な混雑が予想されます。

周辺には駐車場がなく、車の通行規制をされることもあるので、公共交通機関の利用がおすすめですよ。

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