子供が保育園から持ち帰ったタオルがなんか臭い…。これはきっと牛乳をこぼしてるな!!と思った経験一度くらいはありませんか。
気付いて先生が水洗いをしてくれるケースもありますが、普通に洗濯したくらいでは牛乳の臭いはなかなか落ちません。
ズボラなそらりんママは、そのまま洗濯したら大丈夫かなと思ってやってみるのですが、やはり臭いは取れずに、再度漬け置き洗いなどをするはめになります。
そらりんママのように2度手間にならないためにも、洗濯しても牛乳の臭いがとれない理由とその対処法を学んでいきましょう。
この記事を読めば、子供が保育園から牛乳をこぼして帰ってきた!!どうしよう…。ということがなくなります。
夏場で、しかも洗濯する前はめっちゃ臭いですけどね(笑)
牛乳の臭いがなかなか取れない理由とその原因
子供が保育園から持って帰る衣類やタオルを洗濯したのに牛乳の臭いがなかなか取れない理由について、その原因を詳しくご説明します。
牛乳はタンパク質や脂肪が含まれるため、その成分が乾燥する過程で変化し、独特の臭いを放つことがあります。
特に乾燥が遅れたり、十分な予洗いが行われなかったりすると、臭いが残りやすくなることがありますよ。
タンパク質の変化
牛乳に含まれるタンパク質は、乾燥する際に変性して臭いを放つことがあります。
この変性したタンパク質が衣類やタオルなどの繊維に付着することで、臭いが残る要因です。
脂肪の酸化
牛乳中の脂肪も酸化することで臭いを発生させます。
この脂肪酸化が進行すると、臭いが強くなることがあります。
菌の繁殖
牛乳の成分は微生物の繁殖を促すことがあります。衣類やタオルが湿ったまま放置されたり、洗濯が遅れると、微生物が繁殖し臭いの原因となることがあります。
やはり、菌や微生物も牛乳は美味しいものとわかっているのですね。
これらの要因から、牛乳の臭いはしっかりとした対策が必要です。次に、具体的な洗濯方法や対策について詳しくご紹介します。
牛乳をこぼした衣類の洗濯や乾燥の方法は!?
ここからは、子供の衣類やタオルにこぼれた牛乳の臭いを効果的に取るための洗濯方法をご紹介します。
早めの対応から適切な洗剤の選び方、そして乾燥にいたるまで、段階ごとにアドバイスしていきますね。
牛乳をこぼしたらとにかく早めの対応が大切
すぐに拭き取る
牛乳をこぼしたら、なるべく早くタオルを使用して拭き取りましょう。
このとき、拭き跡が残らないようにしっかりと拭き取ります。
その拭き取ったタオルも臭いのもととなるので、次で紹介する予洗いをして牛乳成分をしっかり洗い落としましょう。
湿ったままにしない
拭き取った後は、衣類やタオルを湿ったままにしないように注意してください。乾燥が遅れると臭いが残りやすくなります。
そうは言っても自宅ではない場所でこぼされると対処が遅れてしまいますよね。そんなときは、次に紹介する予洗いがとても大切になってきます。
牛乳をこぼした衣類やタオルの予洗い方法
水でしっかりすすぐ
牛乳のこぼれた部分を水でしっかりとすすぎます。
高温で洗うことも有効ですが、衣類やタオルの素材によっては高温がNGな場合もあります。素材に合わせて適切な温度を選びましょう。
30~40度くらいのぬるま湯で、白い牛乳成分が出なくなるまですすぐといいですよ。
高温で洗うと牛乳成分のもととなるたんぱく質が凝固して落ちにくくなるよ。
洗剤を使って軽くこする
牛乳の臭いの強い部分に、酸素系の洗剤を少量つけて軽くこすります。
この際、衣類やタオルの繊維を傷つけないように注意してください。
牛乳をこぼした衣類やタオルの洗濯に適した洗剤の選び方
酸素系洗剤の利用
酸素系洗剤はタンパク質や脂肪を分解する力があり、牛乳の臭いに効果的です。
衣類やタオルのラベルを確認し、素材に合った洗剤を選びましょう。
毛や絹などの素材でできたものや、水洗いできないものには使用できないので注意が必要です。
塩素系漂白剤の使用は控える
漂白剤を使用して牛乳の臭いを取ろうと考えることもありますが、そのときに塩素系の利用は避けましょう。
塩素系の漂白剤は漂白力が強いために、衣類やタオルの繊維を傷つけてしまいます。
漂白剤を利用するなら、必ず「酸素系漂白剤」を使用してください。
漂白剤だけではありませんが、塩素系と酸素系を混ぜると有毒ガスが発生します。取扱いには十分な注意が必要です。
牛乳をこぼした衣類やタオルの適切な洗濯温度と乾燥方法
洗濯温度の調整
衣類やタオルの素材に合わせて適切な洗濯温度を選びます。
牛乳こぼしの臭いを取るための洗濯温度は、衣類やタオルの素材によって異なりますが、一般的には30℃から40℃の温水が適しています。
高温のお湯は衣類やタオルの繊維を傷つける可能性があるため、注意が必要です。
適切な乾燥方法(低温)を選ぶ
衣類やタオルを乾燥機にかける場合、低温でゆっくりと乾燥させることをおすすめします。
高温の乾燥は繊維を劣化させ、臭いが残りやすくなることがあります。
陰干しも有効
乾燥機がない場合や、衣類やタオルの素材によっては陰干しも有効です。
風通しの良い場所で衣類やタオルを干し、自然な風と太陽の力を活用して臭いを取り除きましょう。
牛乳をこぼしの衣類やタオルの洗濯方法について、早めの対応から適切な洗剤の選び方、洗濯温度や乾燥方法などのポイントを解説しました。
洗濯温度と乾燥方法は、臭いを取る効果に影響を与える重要な要素です。適切な温度と乾燥方法を選ぶことで、臭いを効果的に取り除けますよ。
適切な温度で洗濯し、低温でゆっくりと乾燥させると、牛乳の臭いを効果的に取り除くことができます。
では、次になぜ洗剤の選び方が重要なのかについて解説していきますね。
牛乳をこぼした衣類やタオルを洗濯するときの洗剤の選び方
牛乳をこぼした衣類やタオルの臭いを効果的に取るためには、適切な洗剤の選択が重要です。
特に酸素系洗剤が牛乳の臭いを分解する力に優れています。
洗剤選びのポイントや酸素系洗剤の利点について詳しく解説していきますね。
酸素系洗剤の利用するポイント
タンパク質分解の力
牛乳の臭いの主な要因はタンパク質です。酸素系洗剤にはタンパク質を分解する酵素が含まれており、臭いの元となる成分を効果的に分解します。
脂肪分解の力
牛乳には脂肪も含まれており、これが臭いの原因となることがあります。
酸素系洗剤は脂肪も分解するため、臭いの取り除きに効果があります。
洗濯用洗剤のラベル確認も忘れずに!!
酸素系洗剤を探す
洗剤のラベルに「酵素配合」と記載されているものを選びましょう。
特にタンパク質や脂肪の分解に効果的な「プロテアーゼ」と「リパーゼ」の成分が含まれていることを確認します。
無香料・低刺激性
子供が使う衣類やタオルの洗濯には、無香料や低刺激性の洗剤を選ぶことがおすすめです。
香料や添加物が残ると、子供の肌に影響を及ぼす可能性があるので、洗剤のラベルに注目してみましょう。
衣類やタオルの素材、洗濯機の種類に合った洗剤を使用しよう
衣類やタオルの素材に注意しよう
衣類やタオルの素材によって適した洗剤が異なります。
綿や合成繊維など、衣類やタオルの素材に合った洗剤を選ぶことで、繊維を傷つけずに効果的に洗えます。
洗濯機の種類に合わせる
洗剤の選び方は洗濯機の種類にも影響されます。特に高効率洗濯機には、低泡の洗剤が適しています。
洗剤の使用量の調整をしよう
洗剤の使用量は記載されている指示通りに
洗剤の使用量は、洗剤ごとに異なる場合があります。洗剤のラベルに記載されている指示通りに使用量を調整しましょう。
過剰使用はNG
過剰な洗剤の使用は、衣類やタオルの繊維に余分な残留物を残す可能性があります。適切な量を守ることで、効果的に洗濯できます。
洗剤の選び方について、酸素系洗剤の利点や衣類やタオル素材に合った洗剤の選び方など、ポイントを解説しました。
適切な洗剤を選ぶと、牛乳の臭いを効果的に取り除くことができますよ。
まとめ
- そのまま洗濯したら牛乳の臭いがとれるかなとやってみてもとれないので、再度漬け置き洗いなどをするはめになる
- 牛乳の臭いがなかなか取れない理由は、「タンパク質の変化」「脂肪の酸化」「菌の繁殖」なので、それに合った対策が必要
- 牛乳をこぼしたらとにかく早めの対応が大切で、「すぐに拭き取る」「湿ったままにしない」「水でしっかりすすぐ」「洗剤を使って軽くこする」ことが重要
- 特に乾燥が遅れたり、十分な予洗いが行われなかったりすると、臭いが残りやすくなることがある
- 牛乳をこぼした衣類やタオルの洗濯に適した洗剤の選び方は、「酸素系洗剤の利用」「塩素系漂白剤の使用は控える」
- 牛乳をこぼした衣類やタオルの適切な洗濯温度と乾燥方法は、「洗濯温度の調整(30~40℃)」「適切な乾燥方法(低温)を選ぶ」「陰干しをする」
- 洗剤の選び方のポイントは、「酸素系洗剤の利用する」「洗濯用洗剤のラベル確認する」「衣類やタオルの素材、洗濯機の種類に合った洗剤を選ぶ」
- 洗剤の使用量も大切で、多く使えばよいというものではないので、洗剤の使用量はラベル記載の指示通りに使用する必要がある
牛乳の臭いを効果的に取るための洗濯方法や洗剤の選び方についてご紹介しました。
牛乳の臭いをとる方法を知っていれば怖いものはありません。
子供が保育園から牛乳をこぼした衣類やタオルを持ち帰ったときに「わっ!!」とならなくてすみますように…。
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